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    My English Books on Kindle(記事は日本語)

     今から一年前、私が米アマゾン(amazon.com)で自著『タルコフスキーとその時代』の英訳本を出した時には、ファイル作成の手続きが随分面倒だと感じたものである。電子書籍と言えばPDFファイルくらいしか作ったことのなかった私は、初めてe-pub形式にまで手を出した。

     Sigilというフリーソフトを探しだして使ったのだが、どうも良く分からない部分があったので、結局アマゾンが指示していた別の簡単な方法を選んだ。マイクロソフトのWordを「フィルター後」のHTML形式で保存するというものだ。タイトル、目次、著作権情報等を本文とは別にブックマークし、目次の各章題名から当該部分へのリンクを作成し、注もリンクに変える。元のテキストで「文末注の挿入」やスタイル選択を行っておけば、HTML形式で保存する際にワードはリンクの作成を自動的にやってくれる。こうしてできたのが、この英訳版である。
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    米アマゾンの商品ページ http://amzn.com/B006JMNXDY

     売上の支払いに関しては、ちょっと戸惑った。現在は改善されたが、一年前には小切手による受取しか選択できなかった。日本の銀行口座への電信振込が選択できなかったからだ。小切手による受取には銀行窓口での手数料がかかる上、ロイヤリティーが100ドルを越えないと送ってもらえない。これに対し、改善後の現在では日本円で1000円を越えた場合に直接、口座に振り込まれる(ただし、所定金額に達した後60日かかる)。
     私は英語圏では批評家としてはもちろん、映画研究者としても無名である。英語圏の映画関係者や大学人にコネがあるわけでもない。ロシア語で書いた論文でも出せれば良かったのだが、キンドルはまだロシア語に対応していない上、ロシア語圏と英語圏では市場規模が違う。それで、少々無理をして自分で英訳したのだ。

     ロイヤリティー支払いの方法が改善されたことは最近やっと知った。アメリカでもこのようなアートハウス映画に関する本はそれほど需要が大きいわけではないが、月別ロイヤリティーをダウンロードして総計したところ、とっくに振込所定額に達していた。また、最近キンドルセレクトの無料キャンペーンを一日だけ採用したところ、あっという間に数十部「ゲット」されてしまった。つまり価格設定が少し高めだったようだ。適正価格がどのくらいなのか、もう少し研究する必要がありそうである。
     日ごろ英語圏で留学したことを吹聴している方々は、一度自分で英語版キンドル本を作って売ってみたら如何だろうか? その程度のこともできない留学には、正直言って何の価値もないと思うし、全く売れなければ、それがその方々の、「マーケティング」能力を含めた実力である。くどいようだが、私は英語圏では映画批評家としても研究者としても無名である。だが実際に売上はある。普通に購入した方々からのクレームや悪評は、これまで一度もない。今後もないだろう。 
     
     小説『リマインダ―』も翻訳中であり、間もなく米アマゾンで発売する予定である。こちらはSFだがややライトな読み物なので(もっとも、コンテクストはそれなりに深い)、廉価に設定する。
    Re-minder eng


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    tag : 電子書籍 キンドル 新刊

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    Shusei Nishi

    Author:Shusei Nishi
    私の専門は映画であり、映画と音楽には相違点も勿論ありますが、多くの共通点もあります。個人的には、映画は現在の形よりもっと音楽的であっていいのではないかと考えています。

    ここでは批評やレヴューというほどではなく、偏愛する音楽と映画、そして生活全般における“別の選択”について書いてゆきます。

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