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    『倒されたデーモン』日本語版他、米欧アマゾンで発売開始

     日本ではキンドル版でしか読むことができない2つの小説を、英語版及びオリジナルの日本語で出版した。それぞれ、英米欧のアマゾンで既に発売中である。

    倒されたデーモン倒されたデーモン
    (2012/10/31)
    西 周成

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     『リマインダー』は英語版、『倒されたデーモン』は日本語版での出版である。ペーパーバックで前者は238ページ、後者は330ページである。フランスやドイツのアマゾンでも多少のタイムラグがあるがかなり迅速に反映される。つまり、アメリカ及びEUでほぼ同時発売が実現でき、どこでも買えるのだ。本のサイズはアメリカのアマゾンではインチで示されているがアマゾンUKではセンチで示されているので、そちらのURLをご紹介したい。基本的に、英語がある程度できてクレジットカードを持っている人なら誰でも購入できる。

    『リマインダー』英語版 アマゾンUK
    http://www.amazon.co.uk/dp/1481811142
    『倒されたデーモン』日本語版 アマゾンUK
    http://www.amazon.co.uk/dp/1481826603

     欧米の本の判型は日本とは異なり、日本だと文庫本に当たるペーパーバックは四六判よりも少し大きいものが一般的であるらしい。それにしても、データさえ用意すれば一挙に英米仏独で紙の本を発売できるこのシステムは、素晴らしい。キンドルというのは、実はアマゾンの構築したこの驚異的な「自己出版」システムの一部でしかなかったのである。『倒されたデーモン』に関して、私の知る限り、世界にこの類書は存在しない。これまでロシア人がなぜヴルーベリの生涯を小説に書かなかったのか、その理由は分からない。アンリ・トロワイヤの歴史伝記もの小説などと違い、この小説にはかなり筆者の想像が入り込んでいるが、パラジャーノフ脚本・レオニード・オスィク監督による1989年の劇映画ほど主観的でもない。

    タルコフスキーとその時代―秘められた人生の真実タルコフスキーとその時代―秘められた人生の真実
    (2011/04/04)
    西 周成

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    『タルコフスキーとその時代』英語版も同じ方式でペーパーバックで出すことができた。この本の英語版は去年の12月にキンドルで出しているが、急いで翻訳したために間違いが少なくなかった。と言っても、伝記的事実や歴史的背景や典拠等の誤認ではなく、純粋に私の英語力の不足によるものだったので、今回はそれを訂正してのペーパーバック化である。興味のある方は以下のURLをご参照頂きたい。アメリカのアマゾン商品ページだが、英仏独でも購入できる。
    『タルコフスキーとその時代』英語キンドル版 アマゾンUSA 
    http://amzn.com/B006JMNXDY
     同、英語・改訂版 アマゾンUSA
    http://amzn.com/1481293788
     
     日本語版は1年4ヵ月前に脱稿したが、1年や2年で資料的価値が失われるようでは研究書及び普及書としては失格である。私はその点には自信があったので、今回書き直した部分はなかった。ただし、そもそも昨年12月にキンドル版で出した時点で、日本語版よりも細かな注を付していた。それゆえ、研究の目的で関連資料を調べたい方には、英語版をお薦めする。『タルコフスキー日記』の日本語版とロシア語版の異同や、ベルジャーエフの思想がタルコフスキーの芸術観に与えた影響等は、英語版の注にしか書かれていないからである(キンドル版は日本のアマゾンからも購入可能、http://www.amazon.co.jp/dp/B006JMNXDY)

     これらの「紙の本」を出版するに当たって、私は自分の時間と労力(デスクワーク)以外は何も使っていない。世界的なインターネットの高速化は、アマゾンやグーグルのような先見の明がある国際企業に活用されることで情報のフローとその商品化をこれまでになく効率化し、そのことが今や新しい文化創造の前提条件になってきている。この環境を創造的に利用できる企業や個人は、これまでのように、自分達の労力が一生報われないかもしれないというストレスを抱えずに生きることができる。少なくとも、誠実に創造的な活動を続けてきた人々にとってはそうだ。
     日本がガラパゴスであり続けようと電子書籍に否定的であろうとなかろうと関係ない。世界的なレヴェルにおいては、能力と行動力と教養のある人間にはほぼ平等にチャンスが与えられる文化が、実はすでに現実化しているのだ。
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    Shusei Nishi

    Author:Shusei Nishi
    私の専門は映画であり、映画と音楽には相違点も勿論ありますが、多くの共通点もあります。個人的には、映画は現在の形よりもっと音楽的であっていいのではないかと考えています。

    ここでは批評やレヴューというほどではなく、偏愛する音楽と映画、そして生活全般における“別の選択”について書いてゆきます。

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