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    危機の時代における創作の「ダウンサイジング」

     前回このブログで述べたように、現在の世界同時不況は根が深い。経済指標からも生活者としての実感からも、それを否定する人はほとんどいないだろう。映画に限らず、商品の制作と流通のために大がかりな企業間連携が必要な文化産業は、この状況では大きなリスクを抱えることになる。

     以前、ロシアの著名なプロデューサーで監督でもあるセルゲイ・セリヤノフにインタヴューした際、ロシア映画の現状と若手映画作家のデビューに関連して、面白い例えを聞いた。「ロシアでは象のハンターになろうと考える人はいない。象がいないからだ」。彼が言いたかったのは、ロシア映画には立派な伝統があり、自分も映画で(金儲けはできなくとも)これまで生きてきたのだから、「映画」がある。だから「映画監督になろうと考える人は今でもいる」ということである。勿論、映画がない(つまり外国映画の公開設備すらない)国では、映画作家や映画監督を目指す人も現れないだろう。
     この同じインタヴューで、彼はまた、新しいメディアの登場や技術革新がもたらす変化に関しては何も危惧していない、とも述べていた。インターネットを自由に使いこなし、その環境が自然だと感じる世代は、また新しい映画的才能を生み出し、映画を豊かにするだろうとも言った。
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    Shusei Nishi

    Author:Shusei Nishi
    私の専門は映画であり、映画と音楽には相違点も勿論ありますが、多くの共通点もあります。個人的には、映画は現在の形よりもっと音楽的であっていいのではないかと考えています。

    ここでは批評やレヴューというほどではなく、偏愛する音楽と映画、そして生活全般における“別の選択”について書いてゆきます。

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