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    "大量広告・扇動・脱情報メディア"、陰謀学、近視眼的文明②

     前回紹介したフールソフ他の「陰謀学」論文集は、多忙につき少しずつしか読めない。だが方向性はこれまで読んだ段階でもよく分かった。彼はウォーラーステインやアリギだけでなく、英語、ロシア語、時にはフランス語で出版された文献も引用する一方で、WEB上にしかない文献や未刊行の原稿(著者から提供されたものだという)も利用し、近代資本主義システムの研究に「陰謀的諸構造」の「主体」を導入しようとしている。

     面白いと思ったのは、彼がヴェネチア人の役割を強調していることだ。英国の近代史の裏には、ヴェネチア人、オランダ人、そして当然ユダヤ人の金融資本家と、資本家に変貌した英国の貴族がいたという。フールソフの論では、アリギの説と違って、近代資本主義システムの形成においてジェノヴァ人の役割はほとんどなかったことになる。ヴェネチアと言えば、先ごろイタリアからの独立を目指して住民投票が行われたばかりである。中世には東方貿易だけでなく東ローマ帝国の略奪によっても富を築いたが、近代以降の西欧の歴史には、あまり目立った活動はないように見える。一般人が知っている公式的な歴史は、「世界の舞台裏」を記述しないものだからであろう。
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    Shusei Nishi

    Author:Shusei Nishi
    私の専門は映画であり、映画と音楽には相違点も勿論ありますが、多くの共通点もあります。個人的には、映画は現在の形よりもっと音楽的であっていいのではないかと考えています。

    ここでは批評やレヴューというほどではなく、偏愛する音楽と映画、そして生活全般における“別の選択”について書いてゆきます。

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