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    YouTubeの字幕機能を活用して“世界の舞台裏”を知る

     2015年現在、インターネットは国際情勢や世界経済に関して大手マスコミよりも遥かに多くの“正確な”、“学術的に誠実な”情報を提供してくれる。
     しかも、きわめて有能な専門家たちが、分厚い学術書や、時には“誤訳がある”等と中傷される一般向け書籍の中で書くよりも、一般人向けにダイレクトに語っていることが多い。だが、日本の学者には少ない。更に残念なことは、日本語ネット上では“ネトウヨに特化した専用コンテンツ”や70年代のテレビよりもばかばかしい“低能向けコンテンツ”が幅をきかせている。(ネトウヨとは、低能よりもほんの少しましな知識や知性しか持たない人々である)

     そこで私は、全くの啓蒙的な意図から、例えば次のような動画に日本語字幕をつけた。“世界の舞台裏”を知りたい人はYouTubeの日本語字幕をオンにし、(その方法は最初の動画の概要の部分に書いてある)時間がある時にでも観て頂きたい。もちろん、ここで一部を紹介してある字幕の内容がすらすらと理解でき、既に知っている人は見る必要がない。
     学問は大学だけでするものではない。

    アンドレイ・フールソフ
    (現在ロシアで最も著名な歴史学者の一人、オーストリアでも講義、北大西洋“陰謀的諸構造”の歴史的研究でも知られる)

    (YouTube日本語字幕より抜粋)
    だが 我が国の社会や経済の制度と全体としての世界システムの発展の論理は、中間層にいかなる場所も残さない。
    (中略)現時点で 世界の中間層は、上にいる者の蓄積の対象たり得る最後の社会的集団だ。
    (中略)以前は資本主義に都合がよく 世界の利潤が下がれば非資本主義的な外域を一部、自らの周辺に変え、そこから資産を汲みだした。つまり、そこを販売市場に変えて生産を一部移転―安い労働力があるから。だが 1991年以降、惑星全体が資本主義的になった・ 中国も―ソ連が消え、ロシアも資本主義に。つまり、外の領域がもうないのだ。
    これは今始まったことでなく 既に70年代半ばにクロジエ、綿貫、ハンチントンの“民主主義の危機”なる報告書が“三極委員会”の発注で書かれ、そこで明確にこう公式化されている。
    西側の今後の政治的展開は、中産階級の政治・経済面での急激な弱体化を想定すると、明瞭に書かれている。(以下略)

    ジョセフ・スティグリッツ
    (ノーベル経済学賞受賞者。英語圏の経済学者としては誠実な人であり、IMFや世界銀行の内幕もかなり知っている)

    (YouTube日本語字幕より抜粋)
    世界のどこにでも生活水準が引き上がるはずが、実際には最貧国の最貧困層の一部は生活が悪化した。一時、グローバル化の支持者達は、経済統合や金融市場統合によって世界経済がより安定の方向に導かれると信じていました。
    IMFは世界中の多くの国に短期資金フローの制限を無くすことをほとんど強制することで、不安定化する資本フローに市場を開放させ、それがグローバル経済の安定に導くと説きました。彼らは間違っていました。
    (中略)
    ワシントンの国際機関、IMFや世界銀行が打ち出したグローバル化の指導原理に一番近づいた地域はラテンアメリカです。ワシントン・コンセンサスなる一連の政策があり、それは政府の役割の最小化、民営化、自由化、失業や成長に配慮
    しないインフレ集中を含む。実際、その結果はこれまで非常に失望させる成長でした。ラテンアメリカの90年代―ワシントン・コンセンサス最初の10年は―成長が1950~70年代の僅か半分でした。貧困率は高い水準に留まりました。グローバル化を正しく管理した中国と対照的です。中国では貧困が何億人単位で減少しました。おそらく歴史の中でこれほど大勢がこれほど速く貧困を脱した時期はない。3億人以上です。
    (中略)
    ウルグアイ・ラウンドの知財に関する条文(TRIPS)は、発展途上国の人々がジェネリック医薬品を手に入れるのを困難にしました。その結果として、医薬品が非常に値上がりした。実際、1994年にアメリカで彼らがラウンド協定に署名した時、彼らはサハラ以南のアフリカや他の発展途上国の数十万人の人々に死刑宣告をしました。
    何故なら 条項の結果、高騰したジェネリック医薬品はそれらの国の大半の人々が利用できなくなる。救命薬、例えばエイズの薬です。お話しした事の規模を示すために言うと、米国でエイズ薬を1年間処方されると、その費用は約10万ドルかかります。それらの薬の製造費は300ドル以下。ジェネリック薬製造者は300ドル以下で済ませる。しかし知的所有権に関する条項により、南アフリカやブラジルの製造業者はその費用で提供できなかった。年間500ドルで暮らす人々に、1万ドルの薬を買う余裕はない。(以下略)
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    テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
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    tag : 近代世界システム

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    Shusei Nishi

    Author:Shusei Nishi
    私の専門は映画であり、映画と音楽には相違点も勿論ありますが、多くの共通点もあります。個人的には、映画は現在の形よりもっと音楽的であっていいのではないかと考えています。

    ここでは批評やレヴューというほどではなく、偏愛する音楽と映画、そして生活全般における“別の選択”について書いてゆきます。

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